ホール*オブ*アス

断続 断裂

くだらない飲みに参加した

仕事場の現状に不満を抱える女性のチームリーダーがいて、彼女は何がその不満の原因かがわからないでいる。
その不満の原因を少し誤解しつつも大まかには理解している同じ地位のチームリーダーの男性がいて、女性はその男声に不満の原因を訊きたがっている。
彼は、仕事場では人間関係の潤滑油として動くタイプの人間で、頭はいい。処世術に長けている。
だが、そのせいで彼は彼女に、不満の原因を教えてあげられない。

彼女が抱える不満の原因は彼女自身の言動にあり、ポジションやシチュエーションを正確に捉えられていないせいで小さなトラブルが積み重なっているからだ。
彼女を傷つけまいとする、あるいは彼女を傷つけることによって自分が悪者になりたくない彼は、如何にマイルドにそれを伝えようか悩んで、少しトライして、諦めたように見えた。人並みの優しさはあるが、自分の立場を悪くしてまで他人のために動くつもりはないタイプ。

それは間違いでは決してないと思う。人間関係を円滑に回していくために必要なこと。
私にはできないので、尊敬すらする。

不毛である。

何度か彼女の悩みを聞いている、その原因をそれとなくオブラートに何重にも包んで伝えようとする。
伝わらない。
それを繰り返している。
そして、私はそれを見ている。

結局ただガス抜きをするためだけの飲みになっていて、それはまあいいとは思うんだが
しかし常にそうであるならば、必要がない。

もどかしいのでそろそろ本当のところを私が話すべきかと思う。
まあ嫌われ者であるのには慣れて…なんていないけど、そういった役回りなのだろう。


これ多分かなり前に書いたやつ。供養。
ちなみに何かを言ったかどうかは覚えてないけど、私の性格からして言ったと思われる。

なんのこっちゃの文章やね